「人にどう思われるか気になって言いたいことが言えない」
「頼まれると断れなくてつい無理してしまう」
「人の目を気にせず堂々と生きている人を見るとうらやましくなる」
HSPさんは人間関係で生きづらさを感じている人も多いですよね。

私もHSPで自分を抑えすぎて自分が何をしたいのかわからなくなることがあります、、。
HSPさんが生きづらいのは人の目を気にしすぎる他人軸が原因なのです。
この記事では、HSPさんが他人軸になりやすい理由と自分軸で生きるメリット、自分軸を取り戻す方法を紹介します。
最後まで読めば、人に振り回されて疲れることもなく、自分らしく生きられるようになります。
少しでも参考にしていただければ幸いです。
自分軸と他人軸って?

まず自分軸と他人軸とは何なのか簡単に説明します。
自分軸とは
自分軸とは他人に左右されず「自分がどうしたいか」を考えて行動することです。
たとえば、小さい子どもを育てる主婦が「私は子どもが小さいうちは専業主婦として子どものそばにいたい」という価値観を持つことなどです。
世間や周囲の人に何と言われようと自分の信念を持って決断することで、納得して行動することができます。
他人軸とは
他人軸とは「人からどう思われるか」を気にして世間体や周囲の人の価値観を基準にして行動することです。
たとえば、小さい子どもを育てる主婦が本当は専業主婦として子どものそばにいたいけど世間から働いてないことを非難されるのが怖くて、しかたなく働いている場合などです。
常に他人からの評価に怯え、不安があります。

自分軸でいたほうが余計なストレスを抱えなくていいですよね!
自分軸と自分勝手は何が違う?
では自分軸で生きることと自分勝手は何が違うのでしょうか。
勘違いされやすいのですが、「他者の意見を尊重しているかどうか」が違います。
たとえば、先ほどの専業主婦の選択について、
自分軸で生きている人は他者が違う考えを持っていても、自分の意見を押し付けません。
「私は専業主婦を選択したけど、違う考えの人もいるよね」
と他者の意見を認めます。
反対に自分勝手な人は
「子どもが小さいうちに働くのは子どもがかわいそうだよ」
と自分の価値観を人に押し付けてしまいます。
HSPさんが他人軸になりやすい理由

ではHSPさんが他人軸になりやすい理由は何でしょうか。
詳しく見ていきましょう。
共感力が高いから
HSPさんは共感力が高く、他者の気持ちの変化に敏感です。
そのため自分の言いたいことよりも、他者がどう思うかを優先してしまいます。
たとえば職場で機嫌が悪そうな人がいると、その人に報告しなければならないことがあるのに「今話しかけるのは良くないかな」と考えてタイミングを逃してしまうことがあります。

私もスーパーのパートをしていたとき、上司が態度で機嫌の悪さを表現する人だったので「いつ聞きたいことを聞けばいいのか、、」と常に緊張していました。
他者を思いやれるのは素敵なことですが、自分の意見を抑えてばかりいると疲れてしまいますよね。
嫌われたくない気持ちが強いから
またHSPさんは人一倍、嫌われたくない気持ちが強いです。
自分に自信がないため、嫌なことを頼まれても断ることができず、不満を溜めてしまいます。
また常に人と比べて自分が劣っていると感じやすいため、ますます自己肯定感が下がって必死に嫌われないように行動します。

私は友達に「卑屈だよね」と言われたことがあります。自信のなさが伝わっていたんですね、、。
ですが嫌われないように人に合わせてばかりで「自分の意見」がないと自分の人生を生きているとはいえませんよね。
さらに自分がない人は周囲の人から下に見られて「都合のいい人」になることもあります。
HSPさんが自分軸で生きるメリット3選

このまま他人軸で生きていても良いことはないですよね。
ではHSPさんが自分軸で生きるとどんなメリットがあるのでしょうか。
以下の3つがあります。
- 幸福感が高まる
- 夢が叶いやすくなる
- 自分に自信が持てるようになる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
幸福感が高まる
まず人生の幸福感が高まります。
たとえ失敗しても自分で納得して決めたことだから後悔しません。
自分の人生は自分でコントロールできると感じることは自由そのものですよね。
たとえば将来の職業を決めるときに親からは安定した公務員になりなさいと言われていたけど、自分は音楽家の道を進むと決めた、などです。
もし音楽家として成功できなくても、できる限りのことはやったと納得できれば、次の目標に向かって進むことができますよね。
自分の行動に責任を持たなければいけませんが、自由であることは幸福感を高めてくれます。
夢が叶いやすくなる
次に夢が叶いやすくなります。
なぜなら世間や周囲の人の言葉に左右されず、自分のやりたいことをできるようになると、夢や目標がハッキリしてきて達成しやすくなるからです。
一度、「母親だから」「女だから」「お金がないから」などに縛られず、やりたいことを紙に書きだしてみるのがおススメです。
書くことで「やってみたい」と改めて実感できます。

私は今webライターとして稼げるようになりたい!という目標があります。
自分に自信が持てるようになる
自分の目標に向かって努力して、達成感を感じられると自分に自信が持てるようになります。
他者の言う通りに行動していると、うまくいかなかったときに人のせいにしがちです。
そうするとなかなか成長できませんよね。
自分の行動に責任を持つことで、失敗も糧にしてどんどん成長していけます。

人の価値観に流されていたほうが自分で考えなくていいので楽なんですよね。
でも限りある人生、本当にそのままでいいのでしょうか。
HSPさんが自分軸を取り戻す方法

ではHSPさんが自分軸を取り戻す方法について紹介します。
- 「自分がどうしたいか」を考える
- すべての人に好かれるのは無理だとあきらめる
- 環境を変えてみる
詳しくみていきましょう。
「自分がどうしたいか」を考える
まず「自分がどうしたいか」を考えるクセをつけましょう。
いつも人の気持ちを優先していると自分がどうしたいのかわからなくなってしまいます。

私は家族や友人と食事をするときに「何を食べたい?」と聞かれると自分でも何を食べたいのかわからなくて「何でも大丈夫だよ」と言ってしまうことがあります。
人は意外と他の人が自己主張することをそこまで悪く思いません。
もちろん自己中になって人に迷惑をかけることは良くありませんが、食事のときに「私はこれを食べたい」と主張するのは悪いことではないですよね。
「この人はラーメンが好きなんだな」
「静かなカフェで食事をするのが好きなんだな」
など自分の意見を主張することで周囲の人もその人らしさを認識して親しみを持ってくれるようになります。
まずは今日の昼ご飯に何を食べるか、など小さいことからでいいので自分のしたいことを実現していきましょう。
すべての人に好かれるのは無理だとあきらめる
HSPさんは苦手な人とも我慢して付き合ってしまうことがありますが、すべての人に好かれるのは無理です。
人間関係における「262の法則」を聞いたことがあるでしょうか。
周囲の人の2割は自分のことが嫌いで2割は好き。残りの6割はどちらでもない、という法則です。
どんな人でも2割の人には好かれないのです。
その2割の人に必死で好かれようとするより、自分のことを好きになってくれる人との関係を大事にしたほうがストレスもないですよね。
環境を変えてみる
今いる環境が自分に合っていないのであれば、思い切って環境を変えてみることも大切です。
HSPさんは自分に合った環境であれば繊細さを生かして高い能力を発揮することができます。
HSPさんと相性が良いのは以下のような仕事です。
- 感受性、創造性を生かしたデザイナーなどのクリエイティブな仕事
- 高い共感力を生かしてカウンセラーなど
- 動植物を相手にする仕事
- 正確さや丁寧さを生かせる経理や研究職
逆にHSPさんにとってストレスが大きいのは以下のような仕事です。
- ノルマが厳しく競争的な環境の仕事
- 体育系で上下関係に厳しい仕事
- 不特定多数の人と接する仕事
- スピードの速さを求められる仕事

私は学生時代、マックやサイゼリヤなどの忙しい飲食店の接客業をしていて「行動が遅い」と注意されては自信をなくしていました、、。
また自分を攻撃してきたり利用してくるような人と距離を置くことも大切です。
人間関係のストレスが減って、心地よい環境で過ごすことができます。
まとめ HSPさんはもっと自分を大切にしよう!

この記事では、HSPさんが自分軸で生きるメリットや自分軸を取り戻す方法についてご紹介してきました。
人の気持ちを優先して行動できる優しいHSPさんは、自分にも優しくしましょう。
自分に合った環境で自分軸を大切に生きることができれば、今よりもっと毎日が楽しくなりますよ。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。