「ママ、私と遊んでるとき全然楽しそうじゃない。もっと笑ってよ。」
そう言われたとき、胸がギュッと締めつけられました。
私はちゃんと向き合っているつもりでした。
家事もして、勉強も見て、できる範囲で頑張っているつもりでした。
それなのに、「楽しそうじゃない」と見抜かれた。
ちゃんと笑っている“つもり”だったのに。

正直、子どもと遊ぶのは得意ではないので、本当は楽しんでいないことを隠していた部分はあります。
さらにケンカしたときに言われた言葉。
「この家はつまらない。他の家に生まれたかった。」
頭ではわかっています。
本気ではないことも、感情的になって出た言葉だということも。
HSP気質のママは、相手の感情や言葉の奥まで想像してしまう傾向があります。

私はその言葉を“本音”のように受け取ってしまいました。
「やっぱり私はダメな母親なんだ」
「もっと心に余裕があれば…」
「お金があれば…」「体力があれば…」
ぐるぐると自己嫌悪が止まりませんでした。
この記事では、HSPママが子どもの言葉に深く傷ついてしまう理由と、自己嫌悪から少しずつ抜け出すための3つのヒントをお伝えします。
HSPママが肩の力を抜いて子育てに向き合えるきっかけになれば嬉しいです。
- 子どもの言葉に深く傷つきやすいHSPママの人
- 子育て中の自己嫌悪をどうにかしたい人
HSPママが子どもの言葉に深く傷つく理由
では、なぜここまで傷ついてしまうのでしょうか。
主な理由は、次の3つです。
- 言葉の“裏”まで想像してしまう
- 理想の母親像が高すぎる
- もともと罪悪感を抱えやすい気質
1つずつ見ていきましょう。
言葉の“裏”まで想像してしまう
HSPは共感性が高く、相手の感情を深く読み取る特性があります。
だからこそ、以下のように言葉の意味を一瞬で飛躍してしまうことがあります。
「楽しそうじゃない」
=「ママといても楽しくない」
=「私は一緒にいてつまらない存在」
言葉そのものより、その奥にある意味を想像して傷つく。
これがHSPママのしんどさです。

「気にしすぎだよ」と言われても、気になってしまうんだからしょうがないですよね、、、。
理想の母親像が高すぎる
HSPママは理想の母親像が高すぎることが多いです。
理想が高いからこそ、少しの指摘が否定に感じてしまうのです。
無意識のうちに、以下のような100点の母親像を作っていませんか?
・いつも笑っているママ
・休日は全力で遊んでくれるママ
・子どもの話を余裕をもって聞けるママ

私は作っていました。
そして、60点の日を「失敗」と思っていました。
でも、冷静に考えると常に100点でいる人なんていません。
完璧なママなんていないし、子どもだって、そんなママを望んでいないんですよね。
もともと罪悪感を抱えやすい気質
HSPママは、もともと罪悪感を抱えやすい気質です。
何か悪いことが起こると「自分のせいかもしれない」と感じてしまうんですよね。
また、HSPは刺激に敏感なぶん、疲れやすい傾向があります。
体力に余裕がない日もあるし、人混みに行くと一気に消耗してしまいます。

休日でも回復に時間が必要ですよね。
「一人しかいない娘なのに」「もっといろいろ連れて行ってあげられたら」という罪悪感から、子どもの言葉にグサッときてしまうのです。
もともと自分を責めやすい気質だからこそ、子どもの何気ない一言が「やっぱり私が悪いんだ」という証拠のように思えてしまうのです。
HSPママが子育てで陥りやすい認知のゆがみについては、こちらの記事でも詳しく書いていますので参考にしてください。
HSPママが「見抜かれた」と感じるとつらい理由
「余裕のなさを見抜かれた」と感じることがつらいのは、本気で向き合っているからこそ、言葉が深く届いてしまうからです。
どうでもいい相手の言葉なら、ここまで残りません。
傷つくのは、ちゃんと愛している証拠でもあります。
子どもは一番近くで親を見ています。
HSPママは、表面だけでなく“本質”を見られることに弱い。
自分でも気づいていなかった「余裕のなさ」を、子どもの言葉で突きつけられるからこそ、ショックが大きいのです。
でもそれは、ダメな人間だからではありません。

私はちゃんと子どもと向き合えているんだ、と自信を持っていいんですね。
自己嫌悪から抜け出す3つの方法
では、どうすれば自己嫌悪から抜け出せるのでしょうか。
私が実際に試して楽になった方法を3つ紹介します。
- 言葉を「事実」と「感情」に分ける
- 100点ママをやめる
- 罪悪感を書き出す
1つずつ見ていきましょう。
言葉を「事実」と「感情」に分ける
言葉をそのまま受け取らず、「事実」と「感情」に分けて考えましょう。
受け取り方を変えるだけで心が少し軽くなります。
たとえば私が娘に言われた「ママ、楽しそうじゃない」という言葉。
これは事実でしょうか?
それとも、娘の“寂しさ”でしょうか?
もしかしたら、「もっと一緒に笑いたい」という甘えだったかもしれません。

家事に在宅ワークに勉強の相手で精一杯で、娘にあまり付き合ってあげられなかったので、不満が溜まっていたのかもしれません。
言葉を「事実」と「感情」で分けることで、前よりも娘の気持ちに気づいてあげられるようになりました。
100点ママをやめる
100点のママを目指すのをやめましょう。
子どもに必要なのは、完璧なママではありません。
うまくできないことがあっても、子どもの気持ちに寄り添ってあげていれば十分なんです。
60点の日があっても40点の日があってもいいんですよね。

ママだって人間ですからね。
私も朝起きるのは苦手だし、自分の感情で怒りすぎてしまうこともあるし、不器用でまったく完璧ではありません。
なので最近は、娘を怒りすぎてしまったら「言い過ぎたね。ごめんね」と謝るようにしています。
洗濯物を畳むのが上手な娘に「ママ綺麗に畳めないんだよね。手伝ってくれると助かるな」と自分のダメなところも見せて娘を頼るようにしています。
100点のママをやめてから、娘との心の距離が縮まったような気がしました。
HSPママの子育てがしんどいときに試して良かった6つの工夫については、こちらの記事でまとめています。
罪悪感を書き出す
頭の中にある罪悪感を紙に書き出すと不思議と整理されます。
罪悪感は、放っておくとどんどん膨らみます。
私は日記にこう書きました。
「今日は娘を何度も怒ってしまった。でも疲れていたけど、一緒に公園に行って楽しく遊べた。」
それだけで、以下のような罪悪感から自分を少し許せるようになりました。
・お金に余裕がないこと
・体力が足りないこと
・笑顔が少なかったこと

紙に書き出してみると、意外と「自分、頑張ってるじゃん」と思えたりします。
子どもに向き合っているからこそ、悩む。
それだけで、もう十分頑張っています。
子どもの言葉に傷つくあなたへ
きっと、また言われる日もあると思います。
でも前より少しだけ、「これは私の価値を決める言葉じゃない」と思えるようになりました。
HSPママは弱いのではなく、感じ取る力が強いだけ。
だからこそ疲れやすいし、だからこそ深く愛せる。

子どもの言葉に傷つくあなたは、ちゃんと向き合っている証拠です。
もし「HSPは子育てに向いていないのかも」と感じているなら、原因と対処法をまとめたこちらの記事も参考になるかもしれません。
傷つきやすい私を救ってくれた一冊
そんなふうに自分を責めてばかりいた私ですが、ある一冊の本に出会って、少しだけ考え方が変わりました。
「もっと早く読めばよかった」と思った一冊です。
自己肯定感の第一人者でカウンセラーの中島輝さんが、実際にカウンセリングした事例をもとに、たくさんの対処法と繊細さんの長所も書いてくれています。
「自分は弱いダメな人間だ」と思っていたけど、「自分の繊細さは素晴らしい才能なのだ」と思わせてくれました。
同じように、自分を責めてしまうママに届いてほしい一冊です。

嫌なことがあったら、この本の対処法を実践して自己肯定感を高めていきたいと思います。
まとめ|傷つきやすい私は、ダメじゃない
子どもの言葉に傷ついてしまう私は、弱いのではなく、感じる力が強いだけ。
そう思えるようになって、少しだけ自分に優しくなれました。

毎日、完璧じゃなくてもいいんです。
子どもの一言で心が揺れてしまうあなたも、ちゃんと愛情深いママです。



