HSPが一人っ子の子育てをするのはつらい?心を軽くする方法をご紹介

HSP

HSPさんが一人っ子の子育てをしていると、なぜか罪悪感やプレッシャーに押しつぶされそうになることはありませんか。

一人っ子と言うと楽だと思われるのではないか、大変なんて言っちゃいけないと思う反面、HSPの性質ゆえに子どもと向き合いすぎて心が疲れてしまうこともありますよね。

この記事では、HSPが一人っ子の子育てをするときに抱える悩みやメリット、一人っ子育児を楽しむコツまで、筆者の体験を踏まえて心が軽くなる方法をご紹介します。

この記事でわかること
  • HSPが一人っ子育児をするメリット
  • HSPが一人っ子育児を楽しむコツ

最後まで読んでいただくと、罪悪感を感じやすいHSPさんの心が少し軽くなり、一人っ子育児に前向きに向き合えるようになります。

HSPの私が一人っ子育児で抱えた3つの悩み

HSPの私が一人っ子育児で抱えた以下の3つの悩みについてご紹介します。

  • 一人で遊ばせると「かわいそう」と感じてしまう
  • 兄弟がいないデメリットについての周囲の声が気になる
  • 親が全部応えなきゃ、というプレッシャーに押しつぶされそうになる

それでは1つずつ見ていきましょう。

一人で遊ばせると「かわいそう」と感じてしまう

HSP気質の筆者は、子どもを一人で遊ばせるときに「なんだかかわいそう」と胸が痛くなります。

繊細で共感力が強いからこそ、孤独に感じていないか、退屈していないかと、つい想像してしまうのです。

ともみ
ともみ

兄弟がいないぶん、いろんな年齢の人と触れ合う経験が足りないから、子どもの成長に良くないのではないか、など考えてしまいます。

このように繊細で共感力が強いHSPの性質については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

ぜひ参考にしてください。

でもある日、黙々とお絵描きしている我が子を見て「退屈じゃない?」と声をかけたところ、「パパとママと遊ぶのも好きだけど、一人で遊ぶのも楽しいよ」と返されて驚きました。

子どもは子どもなりに、自分の世界で楽しむ力があると気づいた瞬間でしたね。

HSPのママは、感じすぎるからこそ心配しがちですよね。

でも、子どものペースを信じて見守ることも大切です。

すぐに子どもを「かわいそう」と思わずに、子どもは自分の世界を楽しむ力があるのだと信じることが必要ですよね。

兄弟がいないデメリットについての周囲の声が気になる

「一人っ子だと寂しいよね」といった周囲の何気ない一言が、HSPの筆者にはグサッと刺さります。

つい「このままでいいのかな」と不安になってしまうのです。

筆者も本当は2人目が欲しかったのですが、娘を出産するときに重症妊娠高血圧症になってしまい、痙攣を起こして意識を失い、呼吸が止まるという予想外のことがありました。

ともみ
ともみ

「出産は命がけ」とよく聞くけど本当にそうですね、、、

本気で2人目を考えた時期もありましたが、妊娠高血圧症は体質によるもので、次の出産でも痙攣発作を起こすリスクが普通の人の2倍高いということで、万が一のことを考えてあきらめました。

ともみ
ともみ

娘に兄弟欲しい?と聞くと「兄弟は欲しいけどママが死ぬほうが嫌だ」と返ってきて、「自分はまだ死ぬわけにはいかないんだ」と改めて思いました。

人それぞれいろいろな事情があるので、周囲の人にどう思われるかを気にする必要はないですよね。

HSPママは周囲の言葉に敏感になりがちですが、自分たちの子育てを信じる軸を持つことで、揺らぎが少なくなります。

親が全部応えなきゃ、というプレッシャーに押しつぶされそうになる

一人っ子だから、親が全て応えてあげなきゃ、と思い込んでいた時期がありました。

とくにHSP気質で「相手の気持ちを想像しすぎる」私にとって、そのプレッシャーはかなり重いものでした。

子どもの「一緒に遊ぼう」という声に疲れていても応じてしまい、心が消耗していきました。

でもある日、「ちょっとママも疲れちゃったから、少し休ませてね」と正直に伝えたら、「いいよ」とすぐに切り替えてお絵かきを始めました。

ともみ
ともみ

ママだって人間なんだから弱いところを見せてもいいんですよね。

親が全部抱え込まなくても大丈夫。

HSPママも、無理せず助けを借りることが、子どもとの関係をよりよくする近道です。

HSPママにこそ向いていた!一人っ子育児のメリット

HSPママが一人っ子育児をするメリットについて以下の3つをご紹介します。

  • 子どもの小さな変化に気づいて、丁寧に向き合える
  • 静かな家庭環境がHSPにとってストレスが少ない
  • 深い親子関係が築けるのは一人っ子育児ならでは

1つずつ見ていきましょう。

子どもの小さな変化に気づいて、丁寧に向き合える

HSPのママは、子どものちょっとした変化にも敏感です。

その感受性は、一人っ子育児でより発揮されます。

娘が小学1年生のとき楽しみにしていた遠足から帰ってくると、今にも泣きそうな表情をしていました。

何かあったのだろうと察知して「大丈夫?何かあった?」と聞くと娘はお弁当の時間にクラスメイトにお弁当をひっくり返された、と泣きながら話してくれました。

ハッキリした原因があるわけでもなく、学級委員長タイプの娘に口うるさく注意されるのが前から気に入らなかったようです。

ともみ
ともみ

それでもお弁当をひっくり返すのはひどすぎますよね、、、

「残ったお豆さんしか食べられなかったからお腹空いた」と言うのでおにぎりを作って食べさせました。

そしてクラスメイトに「お前のママのお弁当はダサい」と言われたそうで、「私のことを言うのはいいけど、ママのことをバカにされたのが許せなかった」と泣きながら話してくれました。

ともみ
ともみ

自分のことよりママのことを想ってくれる優しさに泣きそうになりました。

筆者は「こんなに辛いことがあったのにママのことを心配してくれてありがとう。嬉しいよ。辛いのによく頑張ったね。」と娘に声をかけて抱きしめました。

娘は辛い気持ち受け入れてもらえたことで安心したような表情でした。

HSPの気質は欠点ではなく、強みです。

一人の子としっかり向き合う一人っ子育児では、その特性がより活かせます。

静かな家庭環境がHSPにとってストレスが少ない

HSPは刺激に弱いため、騒がしい環境が続くとぐったりしてしまいます。

その点、一人っ子家庭は比較的静かで、穏やかな時間が流れることが多いです。

私自身、友人宅の兄弟育児のにぎやかさにびっくりしたことがあります。

ともみ
ともみ

「自分にはこのペースがちょうどいい」と改めて感じました。

HSPのママにとって、静かな家庭は心の回復場所にもなります。

一人っ子育児は、その意味でも大きなメリットがあります。

深い親子関係が築けるのは一人っ子育児ならでは

HSPと一人っ子との関係は、とても密接です。

HSPママはその繊細さゆえに、深く関わることが得意です。

毎日学校から帰ってきたら娘から「今日友達とこんな遊びをしたよ」「今日はクラスメイトに嫌なことをされたから悲しかった」など話してくれます。

筆者のことを信頼して何でも打ち明けてくれるのは嬉しいことです。

ともみ
ともみ

これから思春期に入ると状況は変わるかもしれませんが、娘にとって一番の味方でいたいですね。

距離感が近すぎると衝突してしまうこともあるので、ちょうどいい距離感でいることも大切ですが、親子の信頼関係が何より大事ですよね。

HSPママの特性が活かされ、親子の信頼関係がより深まる、というのは一人っ子育児の醍醐味ではないでしょうか。

HSPママが心を守りながら一人っ子育児を楽しむコツ

HSPママが心を守りながら一人っ子育児を楽しむコツについて以下の3つをご紹介します。

  • 「退屈=悪」ではないと考え直す
  • ひとり時間を確保して、感情の回復タイムを作る
  • 自分の気質を理解し、過干渉をやめるルールを持つ

1つずつ見ていきましょう。

「退屈=悪」ではないと考え直す

つい「退屈してるかも?」と先回りして遊びを用意したくなりますが、親がそこまで気にすることではありません。

実は「暇な時間」こそ、子どもの創造力が伸びるチャンスなのです

退屈な時間から、自分で何かを始める力が育ちます。

娘は工作が好きで、暇さえあれば歌詞を考えて曲を作ったり、絵本を作ったり、折り紙でハートや財布など思いついたものをたくさん作っています。

ともみ
ともみ

工作をしているときの娘は夢中になっていい顔をしているんですよね。

退屈を恐れず、余白を大切にすることで、子育ての視点が変わります。

ひとり時間を確保して、感情の回復タイムを作る

HSPママは、感情を受け取りすぎて疲れやすいですよね。

だからこそ一人になれる時間を意識的に確保することが大切です。

筆者は子どもが寝た後の夜の1時間が唯一ホッとできる時間です。

お酒を飲みながらバラエティ番組を観てくだらないことに笑う時間があることで、育児のプレッシャーから解放されて癒されるのです。

ともみ
ともみ

自分の子どもはもちろん可愛いですが、ずっと一緒だと待ったなしの子どもの要求に疲れ果ててしまいます、、、

自分の心を整える時間があることで、「また明日も頑張ろう」と前向きになれますよね。

自分の気質を理解し、過干渉をやめる

HSPは「気にしすぎて口を出しすぎる」傾向があり、それが過干渉に繋がることもあります。

だからこそ、自分のクセを知り、意識的に距離をとる工夫が必要です。

筆者は娘が明日の服を選ぶ際に、「明日は暑いから半袖のほうがいいよ。この服最近着てないし、着たほうがいいんじゃない?」など先回りして助言をしてしまいます。

しかしオシャレにこだわりもでてきた娘から「ママが着るんじゃないでしょ?何でママに決められなきゃいけないの?」と言われてしまいました。

ともみ
ともみ

まあ、言われてみればそうですよね。

娘が失敗しないように先回りしたり、買った服はまんべんなく着てほしい、という親の都合を押し付けていたのかもしれません。

暑いのに長袖を着て、「やっぱり半袖にしておけば良かった」と本人が納得すれば次からは半袖にするでしょう。

失敗から学ぶということも必要ですよね。

最近はあまり口出ししないように気を付けています。

ともみ
ともみ

そうは言っても言いたくなることもあるんですけどね。

口を出す前に一呼吸置きましょう。

その余裕が、子どもにもママにもプラスになります。

まとめ HSPに一人っ子育児は向いている!HSPだからこそできる育児がある

HSPのママが一人っ子育児に不安を抱くのは自然なことです。

でも実際は、繊細で丁寧に向き合える気質こそが、一人っ子育児にぴったりなのかもしれません。

周囲の声に揺れたり、自分を責めたりすることもあるかもしれませんが、「うちの子に合ったスタイル」を大事にしてください。

そうすればきっと、「一人っ子でよかった」と心から思える日が来ます。

HSPだからこそできる育児がある!

子どもと真剣に向き合う気持ちはきっと伝わっています。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

HSP
プロフィール
ともみ
ともみ

30代HSP主婦ともみです。
小学生の女の子のママ&webライターに挑戦中!
子どもが寝た後にバラエティ番組を観ながらお酒を飲むのが日々の楽しみです。
甘いもの、パン、カフェ、スピッツが好き('ω')

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