通信教育を始めたものの、「最初はやる気だったのに、だんだん嫌がるようになった」
「教材を見るだけで不機嫌になる」
そんな経験はありませんか。

通信教育のあるあるですよね。
「せっかく申し込んだのに…」
「ここでやめたら意味がないのでは?」
そう思う一方で、無理にやらせるほど親子関係がギクシャクしていく。
通信教育を続けるかどうか悩む多くの家庭が、同じ壁にぶつかります。

実は、通信教育を嫌がるのは珍しいことではありません。
そしてその原因は、「子どもが怠けているから」ではない場合がほとんどです。
実際には、「量やレベルが合っていない」「やらされ感が強くなっている」「親の声かけがプレッシャーになっている」など、環境や関わり方が原因になっているケースが多いのです。
この記事では、通信教育を嫌がる理由を整理したうえで、家庭でできる具体的な工夫と、それでも難しいときの判断のめやすまでお伝えします。
親と子の勉強のストレスが一つ軽くなりますよ。
- 子どもが通信教育を嫌がっていて困っている人
- 家庭でできる工夫や「やめ時」のめやすを知りたい人
通信教育を嫌がるのは「失敗ではない途中経過」
通信教育は「自宅で、自分のペースでできる」のが魅力ですが、実際には以下のように、子どもにとって負担になる要素も多く含まれています。
- 学校とは違い、区切りがない
- 先生がいない分、自己管理が必要
- 親が関わる場面が増える

これらはすべて、学習に慣れていない子どもほど負荷になりやすいポイントです。
そのため、以下のような時期に「嫌だ」「やりたくない」と言い出すのは、実はとても自然な流れです。
- 始めて1〜3か月
- 学年が上がったタイミング
- 内容が少し難しくなった時期

自宅にはゲームや漫画など誘惑もたくさんありますよね、、、
ただし、この時期の「嫌がる」は、すぐにやめる判断をするサインではありません。
まずは「量や関わり方を調整するタイミング」と捉えると、親の気持ちも少し楽になります。
子どもが通信教育を嫌がる主な理由
子どもが通信教育を嫌がる主な理由は以下の3つが挙げられます。
- 量や難易度が合っていない
- 親の声かけがプレッシャーになっている
- 「やらされ感」が強くなっている
1つずつ見ていきましょう。
量や難易度が合っていない
教材の量や難易度が子どもに合っているか確認しましょう。
通信教育は「毎日コツコツ」を前提に作られています。
ですが、子どもによっては以下のようなことが起こりがちです。
- 1回分が長く感じる
- 問題量が多くて疲れる
- 少しつまずくと一気にやる気を失う

私の娘は算数に苦手意識があるので、少しでもわからないと一気に集中力がなくなります、、、
特に真面目な子ほど、「最後までやらなきゃ」と思ってしまい、結果的に教材=しんどいものという印象になってしまうこともあります。
親の声かけがプレッシャーになっている
親の声かけが子どもにはプレッシャーになってしまうことがあります。
通信教育では、どうしても親が進捗を把握する立場になりますよね。
以下のような声かけは、親としては当然の確認でも、子どもには監視されている感覚として伝わることがあります。
- 「今日はやった?」
- 「まだ終わってないの?」
- 「昨日もやらなかったよね」
すると、以下のような構図ができ、次第に通信教育そのものを嫌がるようになってしまいます。
- 教材を見る=注意される
- やらない=怒られる

でも言わなきゃやらないんですよね。
「やらされ感」が強くなっている
最初は「自分でやる!」と言っていた子でも、以下のような状況が続くと、通信教育は「自分の勉強」ではなく「親にやらされる課題」になりやすくなります。
- 毎日決まった時間にやらされる
- 親が横で口を出す
- 間違いをすぐ指摘される
やらされ感が強くなるほど、子どもは反発しやすくなります。

「やれ」と言われたらやりたくなくなるのは大人でも同じですよね。
これらの理由が重なっている場合、子どもが嫌がるのは自然な反応です。
次の章では、こうした状態のときに家庭でできる現実的な工夫を紹介します。
家庭でできる具体的な工夫

家庭でできる具体的な工夫は以下の3つが挙げられます。
- 「全部やらなくていい」を前提にする
- 親の役割を「管理」から「伴走」に変える
- 一度「休む」選択をする
どれも、子どもの「やらされ感」を減らし、学習へのハードルを下げることを目的にしています。
1つずつ見ていきましょう。
「全部やらなくていい」を前提にする
まず大切なのは、通信教育は完璧にこなさなくてもいいと親が割り切ることです。
以下のように、「続けること」よりも教材に触れるハードルを下げることを優先します。
- 1日1ページでもOK
- 半分でやめてもOK
- 気が向いた日だけやってもOK
不思議なことに、「全部やらなくていいよ」と伝えると、かえって自分から進めるようになる子も少なくありません。

私の娘も、たまーにやる気スイッチが入るのか、チャレンジタッチ2レッスンの予定が、「今日は4レッスンやる!」と言う日もあります。
親の役割を「管理」から「伴走」に変える
親の役割を「管理」から「伴走」に変えるだけでお互いにとって気がラクになります。
親が進捗管理やチェック役に回るほど、親子関係は学習で消耗しがちになりますよね。
以下のように通信教育を親子の評価の場にしないことが、長く続けるコツです。
- できたところだけ見る
- 内容ではなく取り組んだ事実を認める
- 間違いは指摘せず「ここ頑張ったね」で終える

真面目な親ほどできていないところが気になってしまうんですよね、、、
一度「休む」選択をする
どうしても嫌がる場合は、以下のように、思い切って一時的に休むのも立派な対応です。
- 1週間まるごと休む
- 学校が忙しい時期はやらない
- 長期休みに再開する
「やめる」ではなく「距離を置く」と考えるだけで、親の気持ちもかなり楽になります。

子どもって何かのきっかけで急にやる気を出すこともありますよね。
一時的に離れることで、通信教育へのマイナスイメージがリセットされるケースも少なくありません。
それでも無理なら「やめ時」を考えていい
どんなに工夫しても、以下のような状態が続く場合は、通信教育を一度やめる判断も間違いではありません。
- 教材を見るだけで泣く、強い拒否反応を示す
- 通信教育が原因で親子関係がギスギスしている
- 「勉強=つらいもの」という意識が強くなってきた
この段階まできている場合、無理に続けることが、必ずしも子どものためになるとは限りません。

通信教育はあくまで手段であって、目的は学ぶ力や前向きな姿勢を育てることです。
特に低学年や真面目なタイプの子は、「できない」「やらなきゃ」という気持ちが重なることで、勉強そのものに苦手意識を持ちやすくなります。
一度距離を置くことで気持ちがリセットされ、しばらくしてから自然と学習意欲が戻るケースも珍しくありません。
自分から勉強する子になるために、親ができる声かけや関わり方のコツについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
合わない教材を続けることで勉強への苦手意識が強くなるくらいなら、今は別の方法を選ぶほうが、結果的にプラスになることも多いのです。
まとめ 通信教育を嫌がるのは「失敗」ではない
子どもが通信教育を嫌がると、「選び方を間違えたのでは?」「続けさせられない自分が悪いのでは?」と親は自分を責めがちです。
でも実際には、以下のような要因が重なっているだけのことがほとんどです。
- 成長段階の変化
- 学習量とのミスマッチ
- 親子の関わり方のズレ
無理に続けさせる必要はありません。
「量を減らす」「関わり方を変える」「一度休む」など、小さな調整を重ねるだけでも、子どもの反応が変わることはよくあります。

工夫してみて、合わなければ立ち止まってもいいんです。
通信教育を通して大切なのは、「毎日やること」よりも学ぶことを嫌いにならないこと。
今はうまくいかなくても、親子で試行錯誤した経験そのものが、これからの学びの土台になります。


