「嫌なことがあるとずっとそのことを考えてしまう」
「なかなか気持ちを切り替えられない」
HSPはネガティブな気持ちを切り替えるのが苦手という方も多いですよね。
ぐるぐる考えている時間はストレスなので減らしたい!
でも思うように切り替えられず、時間を無駄にしてしまうこともあります。
この記事では、HSPが気持ちを切り替える方法についてご紹介しています。
- なぜHSPは気持ちの切り替えが苦手か
- HSPの筆者が試して良かった気持ちの切り替え方法3つ
最後まで読んでいただくと、自分のペースで気持ちを切り替えられるようになります。
ぜひ取り入れられそうなものから取り入れてみてください。
なぜHSPは気持ちを切り替えるのが苦手なの?

なぜHSPは気持ちを切り替えるのが苦手なのでしょうか。
以下の3つの理由があります。
- 完璧主義だから
- 深く考えすぎてしまうから
- 共感力が高すぎるから
詳しく見ていきましょう。
完璧主義だから
HSPの人って、すごく真面目でがんばり屋さんが多いと思います。
私もそうなのですが、「ちゃんとやらなきゃ」「失敗しちゃダメ」って思いすぎて、自分を責めてしまうことがよくあります。
たとえば、子どもが遊びの時間を守れなかったり、勉強に集中できずに遊び始めると、その後の予定がずれてしまうのでイライラして強めに怒ってしまうことがあります。
「なんでこんなに余裕がないんだろう」「私ってダメな母親かも」と一日中落ち込んだことがありました。

ちょっとしたことでも、自分を許せないんですよね。
でも今は、「まぁそんな日もあるよね」と自分に言い聞かせるようにしています。
完璧じゃなくても大丈夫。
そう思えるだけで、少しずつ気持ちがラクになります。
深く考えすぎてしまうから
HSPは物事をじっくり考える力がある反面、考えすぎてしまうこともよくあります。
私も、ママ友に送ったLINEをあとから何度も読み返して、「あの言い方、変だったかな」「嫌な気持ちにさせちゃったかも」ってぐるぐる悩んでしまいます。
返事が遅いだけで、「やっぱり怒ってるのかも」と不安になったりしますよね。
でも実際は、相手は全然気にしてなかった、なんてことがよくあります。
そんなときは、「考えすぎてるな」って自分で気づくだけでも、ちょっと心が落ち着きます。
共感力が高すぎるから
誰かが悲しんでいたり、怒っていたりすると、自分のことのように感じてしまうことってありませんか?
HSPは共感力が高いため人の感情も自分のことのように感じ取ってしまいます。
私は、パートで同僚が上司に怒られているのを見ただけで、こっちまで心臓がドキドキしてきて、仕事が手につかなくなることがよくありました。
共感できるのは素敵な力だけど、全部を受け止めていたら疲れてしまいます。

少し距離を置く練習も必要ですね。
このような繊細な感受性は、HSPの特徴として詳しく解説しています。
こちらの記事を参考にしてください。
HSPが気持ちを切り替えるために試してよかった3つの方法

HSPの筆者が実際に試して良かった「気持ちの切り替え方法」を3つご紹介します。
- 日記にモヤモヤを書き出す
- ジョギングで体を動かす
- バラエティ番組を観て思いっきり笑う
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1. 日記にモヤモヤを書き出す
筆者は中学生のときから約20年、毎日日記を書くことで、モヤモヤした気持ちを吐き出すことが習慣です。
書くことによって頭の中が整理されてスッキリしてくるのです。
たとえば、スーパーのパートで働いていたとき、筆者は何をするにも考えすぎてしまって時間がかかることが多く、上司から「時間を意識して」と注意されることが何度かありました。
「急がなければ」と思っても、自分の性格的に一つ一つのことを確認しながらでないと、なかなか前に進めず、焦りや悔しさなどのぐちゃぐちゃした気持ちでいっぱいになっていました。
そんなときに日記に気持ちを吐き出すことで、心が少し落ち着いてきて「明日は気になることがあったら早めに確認してみよう」など前向きに考えられるようになったのです。
誰に見られるわけでもないので、キレイに書く必要はありません。
書き殴るような感じでもOKです。

考え気すぎてしまうHSPさんにこそ、紙に気持ちを書き出す方法はおすすめです!
2. ジョギングで体を動かす
筆者は1年前から「ゆるジョギング」を続けています。
具体的には以下のようなマイルールでやっています。
- 3キロのジョギングを週2、3回
- 気温が30度を超える日、雨や雪の日はお休み
- 土日や子どもの長期休みは基本的にお休み(やる日もある)
準備を始める前は「めんどくさいな」と思うのですが、走り終わると心と体がスッキリします。
走っている間は余計なことを考えなくて済みますし、「今日も運動できた!」という達成感が自己肯定感を上げてくれます。

最初はダイエット目的だったのですが、今はあきらめて、心と体の健康のために続けています。笑
「運動が体にいいことはわかっているけど、なかなかできない」という気持ちはめちゃくちゃわかります。
最初からハードルが高い目標を立ててしまうと挫折してしまうので、筆者のようにゆるいマイルールを作ったり、5分のストレッチだけでもいいのでやってみると、気持ちが軽くなりますよ。
3. バラエティ番組を観て思いっきり笑う
笑うことって本当にストレスを和らげてくれますよね。
くだらないやりとりで思わず吹き出して、さっきまでの悩みがどうでもよくなったりします。
筆者は「上田と女が吠える夜」「夫が寝たあとに」「世界の果てまでイッテQ!」「家ついて行ってイイですか?」などの番組がお気に入りです。
HSPは落ち込んでいるときに悲しい話のドラマや映画を観ると余計に落ち込んでしまうことがありますよね。
そんなときは、あえて笑えるものを選びます。

いろんな人がいるんだな、自分の悩みなんてちっぽけだな、と視野が広がる気がします。
感情を表に出すのが苦手なHSPが笑うことはストレス解消にかなりおススメです。
HSPが切り替えられない自分もOKと思えるヒント

気持ちを切り替えなければ、と思ってもうまくいかない日もありますよね。
そんなときも焦らなくて大丈夫です。
切り替えられない日があっても大丈夫
がんばって気持ちを切り替えようとしても、どうしてもうまくいかない日は、「切り替えなくてもいい」と自分に許可を出しましょう。
「なんですぐ切り替えられないのかな」と焦ると余計に自己嫌悪になってしまいます。
私も「今日は子どもが全然言うことを聞いてくれないし、仕事でもミスばかりでダメダメだった」という日は、それ以上頑張ることはしないで、甘いものを食べたり、ゆっくり過ごすようにしています。
がんばりすぎないことも、大事な自己ケアです。
時間が経てば「なんであんなに悩んでたんだろう」と思うこともあります。

時が解決してくれますよね。
小さなことでも自分を褒めてあげよう
HSPは自分に厳しいからこそ、意識的に自分を褒めてあげることが必要です。
「疲れてるのに夕飯作った、えらい」「イヤイヤ期の子どもを公園に連れて行って遊んであげた」など、それくらいでいいのです。
小さなことは周りの人に気づいてもらえないことも多いけど、小さなことの積み重ねが毎日を作っています。

主婦の仕事ってとても大切なのにやって当たり前、と見られてしまいがちで、人から褒めてもらえる機会もないですよね。
以前の私は、「ちゃんとできなかったこと」ばかり見ていました。
でも今は、「できたこと」を見つけて、意識的に自分を褒めるようにしています。
まとめ:HSPは自分のペースで、ゆっくり切り替えていこう

いかがでしたでしょうか。
この記事では、以下のことを解説してきました。
✅ HSPが気持ちを切り替えられない理由
✅ 実際に効果があった3つの方法
✅ 切り替えられない自分もOKと思えるヒント
気持ちの切り替えがうまくできないと、「なんでこんなに引きずっちゃうんだろう」と落ち込むこともありますよね。
でも、それはHSPの特性であって、決してダメなことではありません。
大切なのは、自分を責めずに、「私はこういうタイプなんだ」と認めてあげることですよね。
そして、少しずつ自分に合った切り替えの方法を見つけていくのです。
焦らなくて大丈夫。
ゆっくり、自分のペースで心を整えていきましょうね。